お遍路文化を受け継いでいくためにNPO法人など3つの団体が中心となってネットワークを作り、課題解決に取り組むことになりました。
(NPO法人 遍路とおもてなしのネットワーク/半井真司 理事長)
「このまま放っておくとこの歴史が消えてしまうんじゃないかと、非常に危機感を持ってこれを伝えていくというのは、四国に住んでいるわれわれの責任だろうと」
会見を開いたのは、NPO法人遍路とおもてなしのネットワークと四国八十八ヶ所霊場会、四国経済連合会です。
四国遍路は、参拝客の減少に加えて遍路道の保全や遍路宿の減少といった課題を抱えています。
3つの団体は、まず2024年9月までに四国遍路の価値を共有するキャッチコピーを作成し、それをSNSなどを通じて広く発信することでサポーターを募りたいとしています。そして、サポーターや地域の人たちと協力しながら参拝客の実態調査などを行って課題の解決を目指すということです。