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同じ物が続けて出ない?どれくらいのサイクルで入れ替わる? カプセルトイにまつわる疑問【みんなのハテナ】

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 Park KSBアプリに寄せられた疑問をもとにお伝えする「みんなのハテナ」。今回はガシャッと回してポンッと出るカプセルトイです。街のいろんなところでよく見かけますよね。
 新型コロナの巣ごもり需要も後押しして、現在の市場規模は年間800億円まで拡大しています。大人気、カプセルトイの疑問を調査しました!

 24日、高松市の瓦町FLAG3階、ジュンク堂書店高松店に大型のカプセルトイ専門店がオープンしました。

 カプセルトイのトップメーカー、バンダイ製を中心にアニメのキャラクターや生き物のフィギュア、企業とのコラボ商品などの自販機が所狭しと並んでいます。

 その数、なんと610!

 1回200円から500円が中心ですが、中には「2000円」のものもあるんです。次々とお客さんが訪れ、硬貨を入れてハンドルを回していました。

(お客さんは―)
「そんな大金じゃなくても、ちょっとした値段でいい物が取れるのがいい」
「小さくてかわいいし、懐かしい物がいっぱいあるので回したくなる。大人なので狙った物が出るまで回す」

今、どんな商品が人気ですか?(高松市 ゆずママ 66歳)

(バンダイナムコアミューズメント ベンダー事業部/山田昇平 ゼネラルマネージャー)
「世の中で人気になっているキャラクターグッズ系の商品が人気。ちょっと変わっているところでいうと、リアルな爬虫類のフィギュアやトカゲとかカエルとかリアルなフィギュアが人気。生きたままだったら飼えないお客さんも、それを飾っていて何となく癒やされるみたいな形で、今女性にもすごく人気」

どれくらいのサイクルで入れ替わるの?(丸亀市 tera 51歳)

(バンダイナムコアミューズメント ベンダー事業部/山田昇平 ゼネラルマネージャー)
「バンダイの商品でいうと300面用意しているところの、ひと月で100から120種類ぐらいは随時入れ替わっていく。今週来たお客さんが来週来ていただいたら、また新しい商品がどんどん生まれている。1カ月に1回来るお客さんでも、理論上3分の1くらいは入れ替わっている」

 カプセルトイの始まりは1930年ごろ、アメリカに登場したガムの自販機と言われています。コインを入れて回すとボール状のガムが出てきました。

そして1965年に日本の会社がアメリカからガムボール自販機を輸入し、小さいおもちゃをカプセルに入れて駄菓子屋などで販売するようになりました。

 当時は1回10円か20円だったんです。その後、バンダイが1977年にカプセルトイ市場に参入し、100円硬貨対応の自販機を開発。

 利用者の増加や金額の上昇でカプセルトイの市場規模は拡大し、2023年は800億円を超えました。国内のメーカーは約50社あり、バンダイが売り上げの約55%を占めているんです。

2000円の商品もあるカプセルトイ、値段が上がっているのはなぜ?(倉敷市 TOMO 48歳)

(バンダイナムコアミューズメント ベンダー事業部/山田昇平 ゼネラルマネージャー)
「非常に物も良くなっているし、手に取っていただくフィギュアとかどこか物販店で買うよりもより商品としての魅力が高いものを製造できるようになったので、その品質に合わせて少しずつ価格もしっかりと提案できるように値段は上がっている」

 高額になった分、目当ての商品を確実にゲットしたいですよね。

同じ物が続けて出ないように工夫していますか?(岡山市 よだお 61歳)

(バンダイナムコアミューズメント ベンダー事業部/山田昇平 ゼネラルマネージャー)
「なるべく均等に多くのお客さんにいろいろな種類を楽しんでいただけて、ランダムに出てくるか連続して出てきてしまうかはその日の「時の運」と思うので、それも込みで楽しんでいただきたい」

 何が出てくるか分からないワクワクドキドキ感を楽しんでほしいそうです。

カプセルを再利用していますか?(岡山市 けんじい 75歳) 

(バンダイナムコアミューズメント ベンダー事業部/山田昇平 ゼネラルマネージャー)
「全数ではないが、エコ活動として再利用ができる取り組みもわれわれグループで進めているので、将来的にはもっと幅を広げたいと思っている」

(記者リポート)
「中のおもちゃを取った後、空のカプセルの回収機もあります。大きなハンドルを回して独特の感触も楽しめます」

 バンダイでは2006年から空のカプセルの回収を開始してリサイクルしているほか、紙が主原料のカプセルも開発しています。

 回収機に入れずに持ち帰ってもいいそうです。

 時代や流行を反映して進化を続けるカプセルトイ。当たりも外れもない、新しい商品との「出会い」を楽しんでみませんか?

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