岡山県美作市議会の議長選挙を巡って贈賄の罪で略式命令を受けた市議会議員に対して、市議会は3度目となる辞職勧告決議案を賛成多数で可決しました。
傍聴席のほとんどが埋まった、美作市議会の定例会の冒頭で、鈴木悦子議員に対する辞職勧告決議案が提案されました。
鈴木議員は2023年4月の議長選を巡り、市議4人へ現金を渡そうとした罪で罰金100万円の略式命令を受けました。
市議会は、これまでに2度、辞職勧告を決議しましたが鈴木議員は、辞職していません。
29日の議会で議員からは賛成の声があがる一方で、「3度目の辞職勧告は過剰な干渉だ」など反対の意見も出ました。
採決の結果、辞職勧告決議案は賛成多数で可決されました。
採決のあと鈴木議員が発言を求めましたが、許可されませんでした。
議場で発言の機会を求めた鈴木議員ですが、KSBの取材に対しては答えませんでした。
(傍聴した市民はー)
「一般企業でこのようなことを起こせば、クビないしは依願退職。市民としてはおかしいのではないかと心底思う」
「辞職されればいいのでは。何にこだわっているのか分からない」