消防署と事業所が協力し危険物を取り扱う工場での火災を想定した訓練が岡山県瀬戸内市で行われました。
瀬戸内市にある多田電機の工場での危険物施設火災訓練。多田電機では危険物である引火性の高い油を取り扱っていて、訓練は工場の施設から火が出たという想定です。
工場の職員が消防へ通報したあと、消火器やホースを使って初期消火をします。
通報を受け、駆け付けた瀬戸内市消防本部の隊員は到着からわずか2分で放水による消火活動や人命救助のための安全確認などをします。
(訓練の様子)
「今、救助隊員の呼び掛けに呼び掛け反応なしです」「了解!」
現場確認で逃げ遅れた人がいることを確認した隊員は火元である工場内に突入……。逃げ遅れた人を無事、救助しました。
この訓練は6月2日からの危険物安全週間に伴って瀬戸内市消防本部が管内の事業所などと協力し行っているものです。
訓練の最後には工場の上空にドローンを飛ばし、熱画像機能などを使って鎮火を確認しました。
(瀬戸内市消防本部 予防課/平市浩二 課長)
「(Q.危険物施設での火災の怖さは?)ひとたび火事が起きれば爆発や大きな火災になりかねない。消防でできること、事業所でできることそれぞれあると思う、協力して災害を抑えていけたら」