岡山・香川の注目グルメを紹介する「ほっとマルシェ」今回は魚料理です。本マグロ尽くしのメニューから、岡山だけでしか食べないとも言われるおいしい魚も登場します!
本マグロ尽くし
香川からは、いかにも新鮮そうな色の本マグロです!
高松市春日町の「魚神」は、本マグロが楽しめるお店です。
(本マグロと海鮮旨処 魚神/瓜生洋介さん)
「当店は養殖のマグロを使ってますので、年中通しておいしいマグロをご準備できるようにしております。長崎県から仕入れております。しっかりと定期的にエサを食べていますので、赤身の部分でもしっかりとした脂がのっていますので、ほかの赤身とは全然違うようになっています」
「月替わり本マグロ丼セット」(1860円)です。
ネギトロ丼、赤身の刺身、梅肉で味付けしたから揚げと、マグロ尽くしのセットです。
どんぶりには、脂がのったネギトロと、血合いの部分をショウガを利かせて甘辛く煮詰めた本マグロのそぼろが盛り付けられています。
そんな魚神で楽しめるのは本マグロだけではないんです!
(本マグロと海鮮旨処 魚神/瓜生洋介さん)
「市場にあがったそのときの旬、その日の旬ですね。旬のものを市場から仕入れさせていただいております。
市場からその日仕入れた旬の魚が楽しめる、「本日のおすすめ」も充実。取材した日には、瀬戸内海でとれたサワラが名を連ねていました。
本マグロと一緒に、その日だからこそ味わえる旬の魚も味わってみてください。
「岡山県民だけが食べている?」おいしい魚
全国的にあまり食べられないのに「岡山県民だけが食べている」とも言われる魚があるのをご存じでしょうか?
岡山駅前商店街の中にある「龍馬」は、地元食材や市場にあまり出ないボラやクロダイなどの未利用魚にこだわるお店です。
(龍馬/稲岡康治 オーナー)
「瀬戸内海で取れたヒラをご紹介させていただきます。すごく処理が難しい、面倒くさいというか、小骨が多い魚ですね。岡山でしか食べないっていうことを伺っています」
龍馬オリジナルのヒラを使った料理が「ユッケ」(878円)です。
ヒラの特徴が小骨が多いこと。しかし岡山では「骨切り」という調理法でヒラをおいしく味わう文化が根付いています。
今回は包丁でたたいて「骨切り」をします。そして、しょうゆベースのオリジナル調味料やごま油で味を整えます。
(龍馬/稲岡康治 オーナー)
「(ヒラは)臭みが一切ない上品な魚で、骨だけがネックですね。高級魚ですね、味は」
卵黄を割って混ぜます。春から夏にかけてのヒラは深いうま味とコクが魅力。切った小骨も程よいアクセントになって食感を引き立てます。
たたいたヒラで、もう一品作っていただきました。「ヒラのなめろう」(1208円)です。
マヨネーズを塗ったクラッカーにヒラをのせてカナッペ風にいただきます。ショウガ風味の自家製ドレッシングであっさり「ヒラ」を味わえます。
(龍馬/稲岡康治 オーナー)
「ミンチとかにすれば(調理は)簡単なんで、ちょっと努力して(ヒラを)食べていただければいいと思います」
『ヒラの味、小骨がなければ献上魚』と言われるほどおいしい魚「ヒラ」。ぜひ味わってみてはいかがですか。