岡山・香川の話題のものやスポットを紹介する「いまココ!ナビ」です。高松市の「うみまち商店街」には、ここ数年で新しいお店が次々と誕生しています。かわいくておいしいミルクかき氷や環境にやさしいお花屋さんなど見逃せません!
ふわっふわでフルーツたっぷりの「ミルクかき氷」
瀬戸内海に面した、高松市瀬戸内町にあるうみまち商店街。
昭和の雰囲気が漂うこのレトロな空間にいま新たなお店が続々登場し、注目集めるスポットになっているんです。
まずは、ふわっふわでフルーツたっぷりのミルクかき氷を提供する、6月8日にオープンした「Cocoピンス」。
「ピンス」とは韓国の「かき氷」!
(Cocoピンス/大﨑恒佑 店長)
「日本のと違ってミルク氷を使っているので、ミルクを凍らしたやつを細かく削ってやっているので、普通のかき氷とは全然違う味になっています」
ミルク氷を削り、ふわふわの雪のような氷が積もっていきます。
さらにピンスはたっぷりのフルーツをトッピングするのが特徴。マンゴーにキウイ、バナナにブルーベリーなど、7種類のフルーツをどんどん盛っていきます! 最後に飾りをのせて完成です。
(山下佳乃リポート)
「このフルーツ盛沢山で、くまさんもめちゃくちゃかわいいですよね! 口の中でふわっと溶けました。甘いミルクの香りがふわっと広がっていきます。イチゴもみずみずしい、甘い」
ちゅうちょしてしまいますが、くまさんもいただきます!
(山下佳乃リポート)
「イチゴのムースだ! イチゴの香りがしっかりとして、くまさん、おいしいよ、あなた!」
こちらでは、香川県産のイチゴを使ったピンスも人気なんだそうです。
(Cocoピンス/大﨑恒佑 店長)
「冷凍イチゴを使わず生で仕入れて、その場で切って、そこから作って提供するので、他のかき氷とは、全然味も風味も違います」
ただ、このお店が開かれるのは夏限定なんです。というのも出店しているのはお隣の韓国フードのお店。
(Cocoピンス/大﨑恒佑 店長)
「冬になると、うみまち商店街すごく寒くなっちゃうんで、夏限定という形で」
ピンスを食べられるのは9月中旬までの予定です。韓国フードは、もちろん年中楽しめますよ。
廃棄されてしまう規格外の魚や野菜などを使ったランチプレート
ここ数年新しいお店が増えているうみまち商店街。高松市によると、2020年度は18店舗でしたが、現在は32店舗まで増えているということです。
そんな活気がよみがえっている商店街に5月2日にできたのが……。ネオンのロゴが特徴の「クセモノズ」です。
(山下佳乃リポート)
「こちらでいただけるのが、このランチプレートなんです。市場では廃棄されてしまう規格外の魚や野菜などをふんだんに使っています」
使われているのは、サイズの小さい野菜や「ハモ」や「ボラ」など普段お店では提供されない魚です。
(クセモノズ/長谷勇武 店長)
「廃棄されるようなものもあるので、そういったのをどんどん使って、『こういう味なんだ』『おいしいんだ』というのを伝えられたらと思います」
総菜などは日替わりで提供されていて、この日は脂が乗りすぎて煮干しには向かないイリコを使ったフライをいただきました。
(山下佳乃リポート)
「すごいジューシーな魚です。噛めば噛むほど、魚のうま味や良い脂がぎゅっぎゅっと口の中に広がっていきます。これが捨てられていたものだなんて考えられないですね」
もちろん、旬の食材を使った総菜も楽しむことができます!
「ロスフラワー」をなくしたい…環境にやさしいお店
さらに、環境にやさしくてかわいらしいお店があるんです。
(山下佳乃リポート)
「すごくおしゃれなお店ですよ。こんにちは。お花の爽やかな香りが広がっています」
やってきたのは、ドライフラワーの販売やワークショップなどを開いている「#ハナハミネ」
ここで体験できるのが……。
(#ハナハミネ/大原希 オーナー)
「キャンパスアレンジになるんですけど、キャンパスに、スワッグを作って、それを取り付けて、壁とかに掛けてもらうようなインテリアになります」
好きな花を10種類ほど選び、バランスを見ながら花束になるよう重ねていきます。
(山下佳乃リポート)
「このバランスの中に、この2本のふさふさがひょいんって出てくるのがかわいい」
こうした花を使ったワークショップなどを開くお店をつくったのにはある理由がありました。
(#ハナハミネ/大原希 オーナー)
「私がこのうみまち商店街のお店をオープンしたのが、ちょうどコロナ禍(2021年)で、お花が全く売れない時で行き場をなくしたお花たちが捨てられているというのをニュースとかでもよく聞いてて」
捨てられてしまう花「ロスフラワー」をなくしたい……。そこで花をドライフラワーにして長く保存できるようにし、販売したりワークショップで使ったりするようにしたそうです。
(#ハナハミネ/大原希 オーナー)
「ユーカリの農家がこのユーカリは切ってから日にちが経ってしまって、『市場に出せないのであげるよ』ってくれたもの」
(山下佳乃リポート)
「私たち、ワークショップに参加した人たちも、その活動に貢献できているというような気持ちになれますね」
ちなみに店内では、大原さんがロスフラワーで作っているドレスも展示されています。
(山下佳乃リポート)
「できた! 小さめのお花でバランスが取れていて、三角形になっているので、パーフェクトです」
山下アナ「このうみまち商店街、どんな場所になってほしいと思いますか?」
大原オーナー「ここは高松市中心部なので、気楽に立ち寄れるような、昔ながらのあったかいところもあるような、そんな場所になってほしいと思います」
レトロな空間に生まれている「新しい」取り組みを体験してみませんか?