地元出身のメジャーリーガー・山本由伸投手を応援しようと企画されたツアーに、岡山県備前市の中高生らが4日に出発しました。
備前市のアメリカツアーには総勢200人の中高生が参加します。4日はこのうち、第1日程の約150人がロサンゼルスに向けて出発しました。
3泊5日の日程で、地元出身の山本投手が所属するドジャースの試合を2試合観戦するほか、岡山市に本社がある企業の工場や博物館の見学などを行う予定です。
(参加する中学1年生)
「山本投手が(けがで)出られないのは残念ですが、山本投手のチームをしっかり応援したい」
「楽しみ。海の家に建っている遊園地に行くのでそれが楽しみ」
(参加する高校2年生)
「英語力を身につけられると思うので、将来に生かせるように学んでいきたい」
このツアーを巡っては、宿泊費や交通費を市が全額負担していることなどから、市民からは公平性を疑問視する声も上がっています。
(参加する子どもの親は―)
「(Q.賛成・反対の声があったが?)市の皆さんの大切なお金で行かせていただいているので、賛否もお聞きしているので、それを息子も踏まえて経験をいろいろしてほしい」
「市議会でそれ(賛否)は話し合って決めたことなので、子どもには楽しんでもらいたい」
(備前市/藤田政宣 副市長)
「金額的には大きいが、将来、備前の子どもたちの夢につながっていけば」
市によりますと、吉村市長は子どもたちが訪れる施設の視察などのために8月2日から現地入りしているということです。