高松市生まれの文豪、菊池寛が「サザエさん」とゆかりがあることをご存知でしょうか。サザエさんの作者・長谷川町子の貴重な原画などを集めた作品展が7日、高松市で始まります。
1948年に発行された「サザエさん」の第2巻に菊池寛が登場します。二人が直接交流があったかは定かではありません。
絵が得意だった町子の姉の毬子さんは、菊池寛の連載小説の挿絵を担当していました。
菊池寛の様子を、長谷川町子は次のように表しています。
「オビを引きずりながら出てこられる」
「時には二つもトケイをはめていられる」
描かれている菊池寛は かわいらしく、少しドジで、そんな菊池寛を長谷川町子が尊敬していた様子が伺えます。
このほか、長谷川町子の貴重な原稿や原画など243点を楽しめる貴重な作品展は、高松市の「菊池寛記念館」で7日始まります。