大阪のワクチンメーカーが香川県観音寺市に置く製造拠点から、今シーズン初めてインフルエンザのワクチンが出荷されました。
「阪大微生物病研究会」の観音寺研究所では、9日、ワクチンが入った段ボールが運び出されトラックに積み込まれました。
「阪大微研」は日本で最も多くの種類のワクチンを供給している大阪のワクチンメーカーです。
今シーズンは全てのメーカー合わせて約2734万本のインフルエンザワクチンが全国に供給される予定です。
国立感染症研究所によりますと、2022年12月から2024年4月までインフルエンザの患者数は「流行開始」の目安を上回る報告が続き、異例の長さの流行となりました。
(BIKEN 製剤部/髙原日出夫 部長)
「接種を受けたいと思う方全員が打てるだけの量をつくって出荷していくことがメーカーの責任だと思っていますので、日本全国で使っていただいて、インフルエンザを少しでも抑えることができたら」