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来館者20万人突破 ハンセン病の歴史伝える「長島愛生園歴史館」で記念式典 岡山・瀬戸内市

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 岡山県瀬戸内市の国立ハンセン病療養所長島愛生園の歴史を伝える施設の来館者が20万人を突破し、記念式典が開かれました。

 長島愛生園歴史館の20万人目の来館者になったのは、京都大学の学生・黒田雄誠さんです。長島愛生園入所者自治会の中尾伸治会長(90)らから記念品として入所者が作った焼き物などを受け取りました。

 長島愛生園歴史館はハンセン病への理解を深めてもらおうと2003年に開館しました。

 昭和30年代の施設の模型やハンセン病の歴史が分かるパネルなどが展示されています。

(20万人目の来館者/黒田雄誠さん)
「20万人目というのは僕の前にたくさんの人が興味を持って来ていたんだと感慨深い」

 長島愛生園の入所者は現在78人。平均年齢は88.5歳で高齢化が進んでいます。

(長島愛生園入所者自治会/中尾伸治 会長[90])
「ここで勉強したことを知らない人もたくさんいるのでそういう人たちに伝えてほしい。それぞれのところで新しいグループができて勉強会を開いたりしてくれることを望んでいます」

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