岡山市に本社がある両備ホールディングスは、倉敷市や玉野市などを走る路線バスの運賃の値上げを中国運輸局に申請しました。
値上げの対象は両備バスカンパニーが運行する倉敷市、玉野市、瀬戸内市を走る路線です。今回の対象路線の値上げは28年ぶりです。
両備ホールディングスによりますと、認可された場合、2025年3月16日から値上げをする予定で初乗り運賃が現行より30円高い200円になります。
主な区間ではJR岡山駅から宇野駅までが700円、倉敷駅北口からイオンモール倉敷までが200円となるなど10~100円程度上がる予定です。
両備ホールディングスでは「沿線人口の減少などで厳しい状況が続き、物価や人件費の高騰などが事業経営を圧迫している」とコメントしています。
岡山市中心部では2024年12月、市や路線バスの運営会社などで作る協議会で初乗り運賃を一律160円に引き上げる方針が示されています。