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思いは後輩に託して…笠岡商で唯一1人の3年生 後輩たちと戦い切った夏 夏の高校野球・岡山大会【甲子園へのキセキ】

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 14日、夏の高校野球岡山大会は雨で順延となりました。12日(土)、13日(日)の試合でも球児たちは全力で駆け抜けました。

 笠岡商業・3年、秀坂柚季。おちゃめなキャプテンは野球部唯一の3年生。

 先発としてマウンドに立った秀坂。粘りのピッチングでチームを支えます。

 チームの合言葉は「柚季さんのために」。後輩たちも懸命なプレーで先輩を支え、試合は延長タイブレークに。

 延長10回裏、笠岡商はサヨナラ打を浴び、惜しくも敗れました。秀坂にとって、同級生はいなくても選手19人全員で戦い切った夏。秀坂の3年間は笠商の魂として刻まれました。【笠岡商 3‐4 天城】

(笠岡商/秀坂柚季 主将[3年])
「笠商でやってきた3年間は悔いはないので、自分のためにしっかりついてきてくれて、後輩たちは来年もあるので、自分の思いを背負ってではないですけど、頑張ってほしい」

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