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津山市出身のオダギリジョーさん ふるさとや映画への思い語る「岡山で暮らしたいなという思いが大きくなってる」

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 自身が脚本などを手掛けた新作映画の公開を目前に控える俳優のオダギリジョーさんが、ふるさと岡山県の津山や映画への思いを語りました。

(俳優[津山市出身]/オダギリジョーさん)
「子どものころに、見た景色とか経験したこととかは、この年になっても、ふと出てきますね。脚本を書いたりしていると。消えないものなんでしょうね。きっとね」

 津山市出身の俳優オダギリジョーさんがKSBを訪れ、脚本などを手掛けた新作映画や、ふるさと津山への思いを語りました。

(俳優[津山市出身]/オダギリジョーさん)
「僕の幼馴染にお笑い芸人が3人いるんですよ。それって結構ヘンですよね。そんなに笑いに溢れた街じゃないと思うんですけど」

(俳優[津山市出身]/オダギリジョーさん)
「たまに夢とかで、たぶんこれは津山なんだけどなみたいな。ここ数年、津山にたまに帰るようになり、『ここの場所ってどうだっけ?』と見に行ったりすると、思ったような道じゃなかったり全然違う所につながってたり。子どもの時の思い出と現実は意外とかけ離れてますね。怖くないですか?」

(俳優[津山市出身]/オダギリジョーさん)
「津山のことを思い出そうとすると、いくつか場所の思い出が出てきますけど、果たしてそれが本当なのかというのはちょっとあやふやというか、見に行かないと分からないですよね。ていう風なことを今回この映画でつくってみたくて……」

 26日に全国公開される映画「THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE」。オダギリさんは脚本・監督・編集を手掛け、着ぐるみ姿で警察犬役を演じています。

 クセの強い人たちが次々と現れ、観客を不条理の渦に巻き込みます。悪い夢か現実か?奇想天外な物語です。

(俳優[津山市出身]/オダギリジョーさん)
「脳の記憶とか、自分が住んでいるこの世界が、どこまで本当でどこからが虚構、つくられたものだったり嘘だったりするのか、改めて分からないよなと思って。そういう世界を一度描いてみたいと思って書いた脚本です」

(俳優[津山市出身]/オダギリジョーさん)
「この年になると、津山・岡山の居心地の良さがすごく分かってきて。幼馴染と何でもない昔話をすることが、こんなにおもしろいんだとか。ふるさとの力というのはこの年になるとどんどんと大きくなるんだなと思うし、今となって、岡山で暮らしたいなという思いがどんどんと大きくなってる」

Q.津山にいたころから映画青年だった?

(俳優[津山市出身]/オダギリジョーさん)
「留学して。むしろアメリカで、日本の監督の作品を初めて見たりとか。小津さんの映画とかはアメリカで初めて見ましたね。いろんな映画監督から尊敬されてますし、あの独特な世界観を目指している監督もいっぱいいると思いますし」

Q.オダギリさんの映画を拝見してじわっと笑えてきたり、味が出てくるところ、小津監督の雰囲気が―

(俳優[津山市出身]/オダギリジョーさん)
「全然、恐れ多くてそんなことは言えないですけど。人それぞれが違った角度で見てくれるような作品は、つくってる方としてはとてもうれしくて、表現したいものとは違う受け取り方をされてもいいと思うし、むしろそっちの方が可能性があるじゃないですか、作品にとっても。(今回の映画が)いろんな人がいろんな見え方ができる映画になっていればうれしいですね」

(俳優[津山市出身]/オダギリジョーさん)
「明宝は駅前でしたっけ? 3軒くらいありましたけどね当時は。もうでも、1軒もないですもんね今。でも映画館のひとつくらいほしいですけどね。安かったら僕、つくるんですけどね(笑)。どのくらいかかるんだろう(笑)。(Q.レンタルショップは? オダギリさんがセレクトされた)ああ! 借りに行かなくないですか皆、今。夢はあります」

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