岡山県津山市出身の俳優オダギリジョーさんの監督作品などを上映する「津山国際環境映画祭」が、1月30日に開幕しました。
映画祭は、映像を通じて津山の魅力や文化を発信しようと、今回初めて開催されました。
1月30日に上映されたのは、津山市出身の俳優オダギリジョーさんが監督を務めた「ある船頭の話」です。
上映後には、オダギリさんと小学校の同級生だったお笑い芸人「次長課長」の河本準一さんと、リモートでオダギリさんらがトークショーを行いました。
(「次長課長」/河本準一さん)
「(仕事で)最初に会ったとき、オダギリジョーっていう名前が珍しいから目についただけで、顔が全く分からなかった、小学校の顔が幼くてかわいすぎて、まさかこんな感じにクオリティがバンって」
(津山市出身 俳優/オダギリジョーさん)
「河本君は小学校のときと印象が変わらないというか、あんまり年を取らないですけどね」
実はオダギリさんが、津山市に仕事で登場するのは今回が初めてです。これまでそうした機会が全くなかったそうです。
津山の映画祭に参加することへの思いなどをKSBのインタビューに答えてくれました。
(俳優/オダギリジョーさん)
「例えばB'zの稲葉さんとかは、コンサートとか津山でやることで津山に恩返しができるじゃないですか、僕は俳優をずっとやってきて、恩返しの方法が全くなかったんですよ。なので、今後も仕事で戻ることはないんだろうな思っていたので、今回自分が作った作品をこうやってみなさんに見ていただけるという機会をもらったことは、やっと津山に恩返しができるプラスやっと仕事で津山に戻ることができると楽しみにしていたんですけど、まさかこういう事態になるとは誰も思っていませんし、(来場できなかったのは)残念ですね」
今回の津山国際環境映画祭は、地域活性化を目的に観光庁からの助成を受けて開催されています。「地域おこし」として映画祭は、どうあるべきかを聞いてみました。
(俳優/オダギリジョーさん)
「地元に人たちがどれだけ映画を愛しているかってばれちゃうんですよ、映画祭って。映画に愛情を持った人たちが一生懸命、映画のために映画祭をやっている、そういう気持ちが見えると僕たちもうれしいし、映画のために参加したいなって気持ちになるので、津山の映画祭に限らず、そういう人たちがどこまで頑張れるかだと思います。(来場者数などの)数字はあとからついてくるものなので」
津山国際映画祭は、14日に津山を舞台にした短編映画が上映されます。