10月から岡山・香川で最低賃金が引き上げられ、引き上げ額はともに過去2番目に大きくなりました。この影響で働き方が変わる労働者もいます。
(松木梨菜リポート)
「パートタイムなどで働く人の時給が岡山県では10月から1100円を超えます」
10月、岡山県では最低賃金が時給で57円引き上げられ、1104円になります。過去2番目に大きい引き上げ額です。
香川県でも、時給を56円引き上げ1092円に。こちらも過去2番目に大きな引き上げ額です。
岡山市北区のスーパーでも今回の引き上げに伴い時給を約50円アップします。時給が上がったことで働き方が変わる従業員もいます。
このお店で約10年、パート従業員として働く女性は夫の扶養の範囲内、年収106万円未満で働いています。
(パート従業員[40代])
「(時給が)上がること自体はうれしいですけど扶養内のパートなのでどれぐらい(時間を)減らさないといけないのか」
夫の扶養内で働くには月に5時間ほど労働時間を削らなければならず、商品の仕入れなど今任されている仕事を引き継ぐ必要があります。
(パート従業員[40代])
「一からその作業の流れを誰かに説明するのはその分時間をとられてしまうのでマニュアルから作った方がいいのかなと。逆に手間が増える。時給は増えるのに年収の壁が変わらないのはおかしいと思う」
この店は対象外ですが、10月から社会保険の106万円の壁が一部で撤廃。パートやアルバイトなど短時間で働く人について、従業員が51人以上いる企業などで週の所定労働時間が20時間以上、給与が月額8万8千円以上などを満たす人は社会保険に加入しなくてはなりません。
経営側もパート従業員の年収の壁への対応や、賃金アップで人件費が増えることに頭を悩ませています。
(グランドマート/岡本和恵 取締役)
「今回の時給アップに対して年間で1200万円の予算増を見込んでいて、週に1回、津高店限定で毎週水曜日を定休日にすることで対策を立てて人件費を抑えていかないといけない部分もあります」