2012年に岡山市の岡山操山高校の生徒が部活動の監督から叱責され自殺した問題です。岡山県教育委員会が2025年度から実施している再発防止策の効果の検証結果が明らかになりました。
2012年7月、岡山操山高校の野球部のマネージャーだった当時2年生の男子生徒が、監督から厳しい叱責を受けた後に自殺しました。
岡山県教育委員会は、体罰やハラスメントを防止するための動画やハンドブックを作るなどの再発防止策を2025年1月に策定し、2025年度から実施しています。
県教委は29日、実施初年度の検証報告書を公表しました。学校や教職員、生徒へのアンケート調査の結果や大学教授ら有識者からの意見などをまとめたものです。
生徒へのアンケートでは、「体罰・不適切な指導・ハラスメントと思われる行為を受けたことや見聞きしたことがある」という回答が370件あり、このうち266件が事実として確認されました。
教員への指導が行われたのが205件で、残りの61件は「適切な指導ではあるが、生徒への配慮や指導の工夫が必要なもの」などと判断されました。
検証結果に対して遺族は「教職員が適切な指導と考えていても、生徒にとっては苦痛を伴う不適切な指導になっている可能性がある。外部の検証を受けながら改善を続ける仕組みを強く求める」などとコメントしているということです。
(岡山県教委 教育政策課/浜原浩司 課長)
「生徒アンケートからいろんな事例が出てきましたので、まずはそういった事例をしっかりと分析・検証して学校の方にフィードバックして研修に生かしていこうと考えています」