参加者2人が死亡した岡山市の裸祭り・西大寺会陽の今後のあり方を検討する外部有識者委員会が開かれ関係者へのアンケート結果などが報告されました。
西大寺会陽の2028年以降の実施方法について検討する外部有識者委員会の4回目の会合が開かれました。
委員会は大学の名誉教授や弁護士、救護の専門家ら5人で構成されています。
会合は冒頭を除いて非公開で行われ、委員によりますと7日は、祭りのあり方に関する関係者への聞き取りやアンケート結果などを共有したということです。
2026年2月の西大寺会陽では、福男を決める「宝木争奪戦」の最中に3人が意識不明となり、その後2人が死亡しました。
調査では、祭りの参加グループなど約20の団体や個人に聞き取りを行ったほか、岡山県内や関西圏の合わせて1000人を対象にインターネットを通じて祭りに対するイメージなどを調べているということです。
(西大寺会陽あり方検討委員会/杉山慎策 委員長)
「守っていかないといけないんだろうなというふうには強く感じた。ただ今のままでこのままいいということでは決してない。今よりもベターな方向にもっていけるような提案はご提案できるのではないか」
委員会は、2026年12月に祭りを主催する西大寺会陽奉賛会への提言をまとめる予定です。
2027年は「宝木争奪戦」行わない方向
この外部有識者委員会の杉山委員長は祭りの「宝木争奪戦」について、見直すべきだとの考えを示しています。
過去には新型コロナの影響で、2021年から2023年にかけて3年間、宝木の「争奪戦」を行わずに祭りが開かれました。
2021年は歴代の福男の中からくじ引きで福男を決め、2022年と23年は福男を決めず、祭りを支える祝い主が宝木を受け取っています。
西大寺会陽奉賛会は2027年2月の祭りでは宝木の争奪戦を行わない方向で調整を進めています。
500年以上続く祭りの伝統を受け継ぎながら参加者の安全をどう確保していくか。今後の議論が注目されます。