Park KSBアプリに寄せられた疑問をもとにお伝えする「みんなのハテナ」。今回のテーマは「牛乳」です。牧場で話を聞いてきました。
教えてくれたのは高松市にある「赤松牧場」の代表取締役、赤松勲さんです。
この牧場にいる牛は子牛など含めて、だいたい600頭。毎日、新鮮な牛乳をわたしたちに届けてくれています。
1日に搾れる量は牛乳パック何本分?(高松市 みいかさん 43歳)他
(赤松牧場/赤松勲 代表取締役)
「35~40本くらい。(Q.多い子でどのくらい?)多いと60本くらい」
赤松牧場では朝晩2回、牛の乳に搾乳機をつけて自動で搾っています。1回につき、たった5分で1頭当たり20L前後も取れるそうです。
(赤松牧場/赤松勲 代表取締役)
「2年くらいで親になって多い牛だったら7産8産、年1回産むと考えたら8年くらい」
牛は生まれてから大体6年~8年くらいが搾乳できる期間だそうで、単純計算すると6万L以上の牛乳を恵んでもらっていることになります。
季節やえさで味は変わるの?(津山市 もんさん 40歳)
(赤松牧場/赤松勲 代表取締役)
「夏バテしてえさをしっかり食べられなかったりすると、乳量も減るし成分もちょっと悪くなりがち。これからの時期、秋以降になってきたらしっかり搾れるのでしっかりえさ食べておいしい牛乳が取れます」
赤松牧場では、おいしい牛乳を1年中提供できるようにえさの内容を季節などで変えているそうです。
そもそも牛が基本的に何を食べているかというと……
(赤松牧場/赤松勲 代表取締役)
「基本的には草ですね、草食動物なので。ただ、乳量を取ったりするために、配合飼料だったり穀物を与えてお腹の中の微生物をしっかり活発化させてあげることで牛がそれを吸収するので元気になります」
食べたものによって牛乳の成分や味わいが変わってくるんですね。
ちなみに赤松牧場では、牧草ひとつとっても何種類も混ぜて牛がバランスよく栄養を取れるよう工夫しているそうです。
生乳や牛乳などの違いは?(岡山市 きろろんさん 64歳)
(赤松牧場/赤松勲 代表取締役)
「生乳は牧場から出たばかりの牛乳のことを言います。それをメーカーに持って行って殺菌してパック詰めしたら牛乳」
JA全農によりますと、牛から搾った「生乳」を食品衛生法に基づいて殺菌したものが「牛乳」、生クリームやバターなどの乳製品で調整したものが「加工乳」、コーヒーや果汁などの乳製品以外のものを加えたものを「乳飲料」といいます。
殺菌が必要?
答えは「必要」。詳しくは、赤松牧場直営のジェラート店「ロイヤルファームアカマツ」の赤松龍さんが答えてくれました。
(ロイヤルファーム/赤松龍さん)
「主にあるのは低温殺菌と高温殺菌。高温殺菌は120℃とかで2~3秒の短い時間で殺菌するタイプと、低温殺菌はうちだと65℃以上で30分殺菌しています」
低温殺菌は時間がかかるものの風味や味が落ちにくいことから、赤松牧場ではジェラート用などの牛乳を低温殺菌で作っています。
牛乳でお腹が痛くなる理由は?
牛乳を飲むとお腹が痛くなってしまう方もいますよね。その理由を聞いてみました。
(ロイヤルファーム/赤松龍さん)
「よく言われるのは『乳糖不耐症』で、牛乳の中の乳糖を分解する酵素が不足している人はお腹の調子が悪くなる」
ただ、こうした方でも乳糖を使って発酵している「チーズ」なら乳糖の量が減っているのでお腹を壊しにくい、といわれているそうです。
牛乳離れが進んでいる?(笠岡市 どん亀さん 58歳)
1年間の1人当たりの牛乳消費量は1994年の34.7Lをピークに減ってきていて、2025年は24.7Lまで減りました。
(赤松牧場/赤松勲 代表取締役)
「サプリメントとかいろいろあると思うんですけど、やっぱり自然のものでしっかり栄養を取ってどんどん飲んでほしいです」
(2026年10月8日放送「News Park KSB」より)