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沖縄や九州で今年一番の大雨 関東と東海に警報級の大雨 帰宅ラッシュを直撃

社会

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 沖縄県や九州で今年一番の大雨となっています。関東や東海では激しい雷雨のピークを迎えていて、交通の乱れや道路の冠水に注意が必要です。

■横殴りの雨 冠水被害や突風も

 冠水に突風、各地で降り続く今年一番の雨。関東にも近付いてきました。

 18日午前3時の鹿児島県種子島。横殴りの雨は台風のような光景です。

 梅雨前線による発達した雨雲が列島を通過。西日本と沖縄県の各地で今年一番の大雨となりました。

■バスに長い列 通勤時間を直撃

 各地の通勤ラッシュを直撃します。通勤時間帯の静岡駅。バス乗り場もタクシー乗り場も行列ができています。

大阪から出張で来た人 「めっちゃ大変でしたね。さっき(荷物を)預けたけど、びちゃびちゃでした」

仕事帰りの人 「寒いです。それ(半袖)は失敗した」

 昼になって雨脚は強まります。大雨洪水警報が出た静岡県沼津市内。冠水している道路。雨が容赦なく降り、危険な状況です。

 周辺では、6時間雨量が6月の観測史上最大となりました。

■傾くトラック 沼津で道路冠水

 軽トラックのナンバープレートの下まで水がきてタイヤが見えない道路状況です。ワンボックスカーが走ってきますが、道路の状況を見て引き返します。

 普段は見通しの良い道路。この雨で一気に冠水。すると、対向車線に傾いたトラックが見えます。

 冠水する前の写真を見ると、道路脇に側溝があるのが分かります。

撮影者 「道路の側溝にふたのない部分がある。道路が水が深く冠水し溝が見えなかったか」

 取材班が現場に向かうと立ち往生した車がもう1台増えていました。乗用車は動かなくなったのでしょうか。運転手の姿は見当たりません。

 普段は観光客でにぎわう三保松原。人の姿はありません。

■濁流が道路に 斜面崩れる

 土砂災害警戒情報が出た沖縄県も状況は深刻です。茶色く濁った水が道路に流れ込んでいます。名護市では1時間に62ミリと沖縄本島では今年一番の雨が降りました。

 各地で道路が冠水し、排水溝からも水が噴き出しているのが分かります。雷鳴も聞こえます。うるま市周辺では山の斜面が崩れ、道路もとても通れる状況ではありません。

 牛を飼育する男性。途方に暮れていました。

畜産業の人 「道が封鎖していると牛が飲む水がなくて、今もどうしたらいいか分からない」

 雨に慣れた沖縄県の人にとっても今年の梅雨は異常に映ります。

撮影者 「今年の雨は特に異常って周りのお母さんたちとも話して。あそこまでひどいのは初めて」

■四国で突風 「家が揺れる」

 徳島県内では今年一番の雨を観測。列車が運休するなど通勤通学ラッシュを直撃しています。

 高知県土佐清水市を映したカメラでは木々が大きく揺れ、風が不気味な音を立てます。安芸市で1時間に78ミリの非常に激しい雨を観測。

 田野町では突風の被害も出ています。壁や玄関がボロボロに剥がれています。

被害に遭った人 「家が揺れるほどの風が一瞬だった。玄関来たら何もかも吹っ飛んで屋根もない」

■関東 雷雨ピーク 帰宅に影響は?

 大雨をもたらした雨雲は首都圏に達しています。帰宅にも影響が出ていました。

子どもを迎えに来た人 「雨なので『早めに迎えに来て』と」 「(Q.きょうは試験期間中?)試験ではなく、雨なので早帰りになったみたい。娘の通っている学校の近くに養老川が通っているので、それで早帰りになった」

 また、午後4時現在、一時運転見合わせの区間があった東海道新幹線の運転が再開されました。

 しかし、引き続き一部の区間で運行の遅れが発生しています。

 神奈川県の小田原駅から静岡県の三島駅間で、午後3時半までの24時間で運行基準の規制値150ミリを超える雨が降ったということです。

 東京・杉並区を流れる善福寺川も普段とは違った様相です。

地元の人 「いつもだったら川底が見えていて水鳥が休むところが作ってあるが、きょうは全然、川底が見えない。ずっと降り続けると危ないなと感じる」

 関東ではこの後、数時間にわたって強い雨に警戒が必要です。

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