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自民党総裁選 河野、上川、加藤3氏の情勢・戦略は 

政治

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 自民党の総裁選挙は27日の投開票まで19日で折り返しです。議員票で推薦人20人からの上乗せを目指す3候補の動きについて報告です。

 (政治部・杉本慎司記者報告)  前回の総裁選で連携した小泉さんや石破さんが優位な戦いを進めるなか、河野さんは苦戦を強いられています。

河野デジタル大臣 「大事なのは、今までのような派閥だったり長老だったりの介在をさせずに人事をちゃんとやりますということ」

 麻生派を中心に議員票は20台半ばにとどまっています。

 改革を訴える一方で派閥に残ることへの批判も強く、支援の広がりは見通せない状況です。

 麻生氏の支援を得たものの、派内の支持も割れていて、陣営関係者は「政策を訴えても勝てない。どん詰まりだ」と漏らしています。

上川外務大臣 「国際会議の場は日本外交にとりましても、国益をかけた、ある意味では外交の舞台。この外交の空白をつくってはいけない」

 上川さんは、来週から国連総会に出席する予定で、討論会では代役を立てるなど異例の対応を取る方針です。

 陣営は「電話かけをしてほしいが、行かないことのマイナスのほうが大きい」としています。

 麻生派の一部や女性議員らを中心に支持を集めているものの、周辺は「議員票の上積みは見込めない、出馬できたことが何よりの成果」と話しています。

加藤元官房長官 「(Q.どうですかここまでは)さらに気合を入れて頑張っていきます。具体的に何をやりたいのか、しっかりと皆さんに訴えていきたい」

 知名度が課題の加藤さんは、家族ぐるみでSNSに動画をアップするなど「親しみやすさ」をアピールする作戦です。

 ただ、先頭集団からは大きく引き離されているのが現状です。

 次の総裁選も見据え、「手を挙げておくことが大事だ」と話す人もいて、少しでも存在感を示したい考えです。

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