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中国で日本人男児刺殺…事件の背景に反日感情は?

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 中国・深センで日本人学校に通う10歳の男の子が刺され、亡くなりました。反日感情が原因という臆測も広がるなか、犯行の背景に何があるんでしょうか。

 襲われた男子児童が通っていた日本人学校は今週は休校とし、来週以降も当面、オンライン授業に切り替えるとしています。

 事件は18日、中国広東省の深センで起こりました。

 日本人学校に通う男子児童が登校中、44歳の男に刃物で襲われ、19日に亡くなったのです。

岸田総理大臣 「極めて卑劣な犯行であり、重大かつ深刻な事案であると受け止めています。(中国側に)一刻も早い説明を強く求めるよう指示をしたところであります」

金杉憲治駐中国大使 「一番知りたいのは日本人が狙われていたのか、日本人学校が狙われていたのか。そこを知りたいと思っているので、引き続き中国側のしっかりとした説明を求めていきたい」

 今回の事件があった9月18日は満州事変の引き金となった事件が起きた日で、中国では「国辱の日」とされています。

 SNSでは一部で反日感情が背景にあるとの声も…。

X(旧ツイッター)への投稿 「日本人を狙ったヘイトクライム」 「18日は反日感情が高まる日だからな」

 一方で、中国政府は個別の事案と発表。

中国外務省 林剣報道官 「これまで把握した情報から、これは個別な案件。類似な事件はどの国でも起こり得る。我々は日本人を含む各国の人々が観光、勉強、貿易、生活のため中国を訪れることを歓迎しています。引き続き有効な措置を取り、外国人の安全を保証します」

 また、地元メディアは20日、「単独犯による偶発的な事件」と報道。地元警察によりますと、容疑者の男は定職に就いておらず、2015年には電信設備の破壊、2019年にはデマで公共秩序を乱したとして拘束されていたといいます。

 男は容疑を認めているということですが、動機については明らかになっていません。

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