中国・上海で若者に人気のアニメグッズを目玉に老舗のデパートなどを復活させる動きが目立っています。
上海の目抜き通りに面した「百聯ZX」ビルは、一歩入るとアニメや漫画のグッズであふれています。
元々は百貨店でしたが、2年ほど前に全面リニューアルし、今や中国のアニメファンが憧れる「上海の秋葉原」ともいわれる存在になりました。
百聯ZX創趣場 銭駿傑副総経理 「当初の予想を上回る売り上げでこれほど多くのファンが集まるとは思わなかった。『第二の家』として頻繁にやってきて交流を楽しんでくれています」
アニメや漫画などの産業は中国では「二次元」と呼ばれ、日本の作品も人気です。
ファンは5億人に上るとの試算もあります。
他にも若者向けのグッズばかりを集めたフロアを作り、売上を2割伸ばした老舗のデパートも現れました。
消費の成長分野として「二次元」への期待が高まっています。