季節性インフルエンザの1つの医療機関あたりの患者報告数が、流行シーズンに入った目安とされる「1人」を超え、厚生労働省が警戒を呼び掛けています。
厚労省によりますと、今月3日までの1週間に報告された1つの医療機関あたりの患者報告数は、全国で「1.04人」でした。
流行開始の目安とする「1人」を上回ったことを受け、厚労省はインフルエンザの全国的な流行シーズンに入ったと発表しました。
1年を通して流行した去年を除くと、2009年に次ぐ2番目の早さとなりました。
都道府県別にみると、すでに16府県で患者報告数は「1人」を超えていて、沖縄県では「10.64人」、静岡県で「2.09人」、千葉県で「2人」となっています。
厚生労働省は手洗いやうがい、マスクの着用などの基本的な感染対策を呼び掛けています。