年功序列的な賃金体系を改めるため、住友生命は、中堅社員の年収がこれまでより最大で5割上がる新たな賃金体系を導入することが分かりました。
住友生命の賃金は基本的に年齢に応じて上昇する「資格給」と、課長や部長などの役職に対して支給される「役割給」などから構成されています。
今回の改定案では、年収の多くを占めている「資格給」の割合を減らし、「役割給」の割合を増やします。
おおむね30代以上の中堅社員が対象で、年功序列の色が強かった、これまでの賃金体系を改める狙いです。
年齢が若くても自分の能力やスキルを発揮するなどして役職に就いて活躍すれば、年収は最大で5割増えるとしています。
労働組合との協議を経て、2026年4月から導入する方針です。