政府が公表した「年金」の最新の試算。増える場合と減る場合があるといいますが、どちらになるのか、プロに聞きます。
■増える?減る?年金“最新試算”
70代の人 「(Q.年金もらってる?)もらってる。ちょっと厳しいよ」 79歳の人 「大変ですよ、ギリギリ」
受給者から出てくる、年金への不平不満。
現在68歳の女性。年金受給額は…。
68歳の女性 「月だと4万円ぐらい」
そのため…。
68歳の女性 「今、暮らせないですよね。ギリギリまで電気使わないとかつけないとか」 「(Q.最後の外食は?)もう15年ぐらい前」
こうした生活が厳しいという人がいるなか、厚生労働省は年金受給額のモデルケースを公表。その内容を見ると、経済成長が続けば受給額が増えるとありますが、場合によっては今後、減ってしまうかもしれないというのです。
受給している世代が心配するのは、若い世代です。
74歳の人 「孫は一番上が大学2年生。息子は大阪にいる。将来のためにちゃんと計画性をもって貯金をしていないと無理。僕の世代とは違う。かわいそう。本当そう思う」
88歳の人 「(Q.お子さんいくつ?)50歳くらい。(若い世代)どうなるのかね。(年金)増えることはない」
例えば男性の会社員の場合、受給額は17万223円。こうした5つのモデルケースを公表しています。ただ、経済成長によっては、この受給額は大きく減額してしまうというのです。
現在の受給者の生活はどうなのでしょうか。76歳の女性。年金の受給額は…。
76歳女性 「(Q.年金受給額は?)(夫婦合わせて)月20万円いってないくらい」 「(Q.最近のぜいたくは?)壊れた洗濯機を直した」 「(Q.ちょっと痛い出費?)ですね。年金は増えていかないね」
不満の声は続々と聞こえてきました。
88歳の人 「いや少ないよ!」 74歳の人 「足りない」
私たちの年金は増えるのか、減るのか。年金など社会保障制度に詳しい関東学院大学・島澤諭教授の解説です。