神奈川県相模原市の会社で社長をしていた男が取引先に水増して請求させ、会社に約1100万円の損害を与えたとして特別背任の疑いで逮捕されました。
ナットなどの製造・販売を行う東京衡機エンジニアリングの社長だった平田信一郎容疑者は去年2月から4月にかけて取引先に水増して請求させ、約1100万円の損害を会社に与えた特別背任の疑いが持たれています。
警察によりますと、平田容疑者はナットの製造を委託していた大阪府の会社社長の東尾博充容疑者(48)と共謀し、人件費などを水増しして請求させていました。
水増し分のほとんどは平田容疑者の指定した口座に振り込まれていて、遊興費などに充てられていたとみられています。
警察は2人の認否を明らかにしていません。
警察は損害の総額が2億円以上に上るとみて詳しく調べています。