ウクライナへの侵攻が長期化するなか、ロシアの映画会社が撮影で使用したソ連時代の戦車を戦闘で使用するためロシア軍に提供したと明らかにしました。
シャフナザロフ監督 「我々は28両のT55戦車、8両のPT76戦車、6両の歩兵戦闘車、8台のトラクターを国防省に渡しました」
ロシアの国営映画会社「モスフィルム」のシャフナザロフ監督は13日、プーチン大統領と会談し、撮影用の戦車を2023年に国防省に寄贈したと述べました。
ロシア軍の戦車不足は深刻で、これまでもソ連時代の旧式の戦車を使用していました。
イギリス国防省は、戦闘で使用されているソ連時代の戦車について、アンティークであり、非常に脆弱だと指摘しています。
モスフィルムはウクライナへの侵攻を強く支持していることで知られ、プーチン大統領は「モスフィルムを誇りに思う」と述べました。