闇バイトが世界でも広がっています。スペインでインターネットで若者を募り、殺人などを指示していた組織が摘発されました。
スペインの警察が追い掛けて取り押さえたのはスウェーデン人の未成年です。
スペイン警察はスウェーデン人の夫婦と15歳の息子がメッセージアプリを使って若者を募り、殺人などを指示していた疑いで逮捕したと20日、発表しました。
この組織では15歳の息子が中心的な役割を担っていて、メッセージアプリのテレグラムに募集を書き込み、相手に報酬を渡していたということです。
組織は殺人をはじめ、爆弾を使った襲撃、武器や麻薬の密輸、マネーロンダリングのためにも若者を募集していたとみられています。
犯罪組織の存在が明るみに出たのは、応募したスウェーデン人の10代の青年が人を殺そうとして逮捕されたことがきっかけです。
組織は青年にライフルを渡し、逃走用の電気スクーターも用意したということです。