ウクライナの国会議員がアメリカのトランプ次期大統領を来年のノーベル平和賞に推薦しました。「トランプ氏の関心をひき、ウクライナを支援してもらう」としています。
ウクライナ議会で外交政策委員長を務めるオレクサンドル・メレシュコ議員は、2025年のノーベル平和賞にアメリカのトランプ次期大統領を推薦する書簡をノルウェーのノーベル委員会に送りました。
メレシュコ議員の書簡では、トランプ次期大統領が1期目の際に中東和平に尽力したとして「トランプ氏が中東とウクライナに平和をもたらす能力を持っていることに疑いの余地はない」として、平和賞の受賞者にふさわしいとしています。
また、メレシュコ議員は地元メディアの質問に対して「トランプ氏の関心を引く機会として利用し、ウクライナの存続を支援してもらう」と述べています。
トランプ次期大統領は、これまで大統領に就任した際には「24時間以内に戦争を終わらせる」と発言していますが、具体的な計画については語っていません。
また、アメリカのウォールストリート・ジャーナルはトランプ次期大統領の政権移行チームが現在の前線に1200キロメートル以上の非武装地帯を設けることなどを検討しているとしています。