手作りうどんを極めるための研修施設が香川県丸亀市の離島にオープンしました。
(篠原茉那リポート)
「施設のすぐ隣にはうどんの原材料である小麦畑が広がっています。ここで、従業員は小麦を栽培して、一からうどん作りに励みます」
丸亀市の「広島」にオープンした、丸亀製麺などを手がけるトリドールホールディングスの手作りうどんの研修施設「心の本店」です。
オープニングセレモニーには、丸亀市の松永恭二市長など約80人が参加し、「心の本店」のうどんと「丸亀製麺」のうどんを食べ比べるなどしました。
オープニングセレモニーの後は、「心の本店」で作ったうどんを島民にふるまいました。
(訪れた人は―)
「細麺でおいしい。おつゆがよく絡んで」
「濃いめだけどおいしい。みなさん喜ぶと思う」
約66平方メートルの施設内には、ガスではなく薪釜が設置されていて、昔ながらの麺作りを再現しています。
2022年、丸亀市と地域活性化包括連携協定を結んだトリドールホールディングスは、人口減少が進む広島を活性化させたいとの思いから研修施設をオープンしました。
今後、手作りうどんを極める事を目標に瀬戸内海の海水を使って塩を一から手作りするなど、うどんや生産者への想いを深め、食の感動に磨きをかけるとしています。
(トリドールホールディングス/粟田貴也 社長)
「食材に対する思い、そういったものを身に付けていきながら、地域との関わりも大切にしながら、商売の原点をしっかりと身に付けていただく、そういう場所にして、より高度な技術のもとに、よりおいしいうどんを作っていただけるそういう研修の場所にしたい」