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晩年はがん闘病 『とくダネ!』司会 フリーアナウンサー・小倉智昭さん(77)死去

社会

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軽妙な語り口の司会。甲高い声を使ったナレーションも個性的でした。フリーアナウンサーの小倉智昭さんが9日午後、膀胱がんのため亡くなりました。77歳でした。

小倉智昭さん(2022年4月) 「小倉の復帰を一部の方は待っていてくださって、ありがとうございました。これからもできるだけ毒舌は吐きたいと思っています」

1947年、秋田県で生まれた小倉さん。大学卒業後、局アナを務めたのち、1976年からフリーアナウンサーとして活動を始めます。

小倉智昭さん(1999年4月1日) 「3カ月はこの番組続ける自信があります」

1999年から22年間、朝の情報番組『とくダネ!』のメインキャスターに。スタジオでニュースをプレゼンするスタイルや、大型ボードでの解説を生み出すなど、ほかの情報番組の礎となりました。

晩年はがんとの闘いが続きます。2016年に膀胱がんを公表。2021年に肺に転移し、ステージ4であることを明かしていました。

小倉智昭さん(今年9月4日放送) 「今のところは仕事もできていますし、腹の中にがんを飼っていると思えばね。なだめすかししながら、時には散歩でもしてやったら、おとなしくしているんだろうと思って。『元気ですね』ってみんなに言われています」

脳を覆う髄膜にがんが転移していることが分かり、今月4日、医師から「治療の手立てがない」と告げられたといいます。そして9日午後、自宅で息を引き取りました。後日、お別れの会を予定しているということです。

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