1年の無病息災を願う正月の縁起物「七草かご」の出荷準備が大詰めを迎えています。
七草かごは、春の七草を寄せ植えした鑑賞用の鉢植えで、東京・江戸川区にある農園では、鉢植えの土に雪に見立てた真っ白な石を一つひとつ丁寧に敷き詰める作業が進められています。
地元ゆかりの亀戸大根や金町小かぶも入っています。
夏の猛暑で生育に影響が出ましたが、例年通りの時期に出荷準備ができました。
およそ2000鉢の七草かごを生産していて、年末にかけて全国に向けて出荷します。
千葉県匝瑳市では、縁起物のひょうたんに来年の干支(えと)の「ヘビ」を描いた置物の展示会が開かれています。
色とりどりのヘビが描かれた置物、150点ほどが並びました。
高さおよそ15センチが中心で、中には50センチほどのものもあります。
愛好家メンバーが自家栽培のひょうたんを使って、1年かけ、水抜き作業から乾燥、色つけまですべて手作りで製作しています。
「招福」の文字を入れ、「明るく良い年になりますように」との思いを込めているということです。