収賄罪などで起訴され、懲役28年6カ月を求刑された台湾の野党・民衆党の柯文哲党主席が裁判所から保釈を認められました。
柯主席は保釈金3000万台湾元(約1億4000万円)を支払い、27日午後1時ごろに保釈されました。
その後、自宅前で取材に応じ、「私は今でも自分が強欲で違法な人間ではないと信じている」などと語りました。
柯主席は台北市長だった2020年以降、開発中のビルの容積率を引き上げて業者に便宜を図り、賄賂を受け取ったなどとして、収賄などの罪で今月26日に起訴されました。
今年1月には台湾の総統選挙に立候補し、既存の2大政党に不満を抱く層の受け皿として注目されていました。