3連休中日の12日は全国的に気温が10℃に届かず厳しい寒さになりました。各地で「二十歳の集い」が開かれ、若者たちが門出を祝いました。
■3連休中日 全国的に厳しい寒さ
長崎に大粒の雪が降りました。絶景を望める展望台では午前10時ごろに雪が降り始め、わずか2時間で真っ白に。住宅地にも雪が積もりました。
全国的に気温が上がらなかった12日の列島。特に雪や雨に見舞われた九州や関東では厳しい寒さとなりました。
そんななか、都心の神社で行われたのは…。最低気温が2℃台となった東京。この冷たい水の中に一斉に皆さんが入っていきます。80人以上が参加したのは、1年の無病息災を願う神事「寒中禊（みそぎ）」です。
鐵砲洲稲荷神社 弥生会 大井真二会長 「（水温は）大体8℃くらいだと思う。去年は元旦から色々災害があったから、天災とかがないように1年を過ごせればと」
各地では13日の成人の日を前に新たな門出を祝うイベントも行われました。
北九州市では、もはや恒例とも言える光景が。
参加者 「（衣装は）35万円くらい」「（Q.どうやってためた？）コツコツです」 「立派な大人になります」「（Q.目指しているものは？）お金持ち」 「北九州に生まれたので、せっかくならド派手にいこうと。親孝行がんばります」
若者を出迎えたのは“笑うアシカ”カンジ君。鴨川シーワールドで開かれた「二十歳の集い」です。
参加者 「（Q.これからの目標は？）一人暮らしをしたいのでお金をためたいです」 「親の力を頼らずに自立したい」 「自分は柔道をやっていて、日本代表になってオリンピックでも結果を残せるように頑張りたい」
晴れ着に身を包み、真剣な眼差しで弓を引くのは、全国から集まったおよそ1600人の二十歳の若者です。
参加者 「寒くてちょっとかじかんでいるんですけど、ここで（弓を）引くのが憧れだったので」
京都の国宝「三十三間堂」で新春に行われる弓の腕前を競う大会。参加者は冷え込みに耐え、それぞれの決意を胸に矢を放っていました。
参加者 「身を引き締めて、自分が未来を切り開いていくぞという気持ちで引かせていただいた」
