農水省は向こう1年間のコメの需給について来年6月末時点の民間の在庫量が最大229万トンと、2003年以降で最も多くなるとの見通しを示しました。
農水省は来年6月までのコメの需給の見通しについて需要量は玄米ベースで697万トンから711万トン、生産量はそれを上回る728万トンから745万トンとしました。
来年6月末時点の民間の在庫量は2003年以降で最多となる最大229万トンと見込んで、高止まりする価格の沈静化を図りたい考えです。
また、高温障害による歩留まりへの影響を考慮して、初めて精米後の見通しを示し、生産量は645万トンから668万トンと試算されました。
会議では、委員から供給過剰を懸念する声も上がりました。