岡山県出身の日本画家・池田遙邨(いけだ ようそん)が描いた四季折々の風景画が楽しめる企画展が倉敷市で開かれています。
川を流れる水の音や……雪の上を走る動物の息づかいが聞こえてきそうな繊細かつ趣深い作品の数々。
倉敷市立美術館で開かれている「池田遙邨名作展 四季折々の風景」です。
池田遙邨は誕生時の本籍地が現在の倉敷市玉島の日本画家です。
日本各地で風景画を描くとともに、晩年には倉敷市へ約500点の作品を寄贈し倉敷市立美術館が誕生するきっかけとなった人物です。
今回の企画展ではその遙邨が旅をしながら目にしたものを丁寧に描いた作品や、自分が旅を続け書き溜めたスケッチなどからイメージを膨らませて描いた作品など、豊かな表情をみせる四季折々の風景画を中心に約70点が展示されています。
この企画展は9月28日まで倉敷市立美術館で開かれています。