アメリカとイラン、2回目の停戦協議に向けて“水面下の攻防”が続いています。ホルムズ海峡を巡ってもそれぞれが主張するものの、依然として不透明な状況が続いています。
■米イラン“ホルムズ開放”めぐり攻防
米軍 「こちらアメリカ海軍艦船。出港したイランの港に戻るよう求める」
アメリカ中央軍が公開した音声です。
イラン船 「了解しました。私たちはイランに戻ります」
両国による緊張状態が続くペルシャ湾。アメリカ軍によるイランへの逆封鎖が、いまだ継続されています。
緊迫する事態に一瞬の光が差したのは、日本時間17日の夜。イランのアラグチ外相が伝えたホルムズ海峡の開放です。
アラグチ外相(アラグチ外相のX) 「レバノンにおける停戦に伴い、その残りの期間、ホルムズ海峡を通過するすべての商船に対し、調整済み航路のみ航行が全面的に許可されることが宣言されました」
イスラエルとレバノンが日本時間17日から10日間、停戦することが決まり、これを受けての決定とみられています。
トランプ大統領 「きょうは世界にとって輝ける日になるでしょう。イランがたった今、発表しました。ホルムズ海峡が完全に開放されたのです」
しかし、海峡封鎖は継続。
トランプ大統領 「海峡封鎖は全力で続けます。イランが私たちとの取引を100%完了させ、最終的な署名がなされるまでです」
■無線通信の音声を入手
一方、イランの革命防衛隊はアラグチ外相と異なり、ホルムズ海峡の新たなルールを発表しています。
ANNはその詳細とみられる無線通信の音声を入手しました。
無線のやり取り 「ホルムズ海峡は依然として閉鎖されている。我々の指導者(モジタバ)ハメネイ師の命令によって開放されるのであり、愚か者のツイートによってではない。ホルムズ海峡を通過したければ、イランの革命防衛隊海軍の許可を得なければならない」
またイラン外務省報道官も、アメリカ側の発言は矛盾に満ちていると批判。
イラン外務省 報道官 「彼らが海峡封鎖を続けるなら、間違いなく対抗措置を取る」
自由な航行の実現は、いまだ不透明。
アメリカのニュースサイトでは、戦闘終結に向けた再協議が19日にも行われると伝えています。