アメリカのスペースXがウクライナ軍に提供する衛星通信サービス「スターリンク」の通信制限を巡る問題で、ウクライナのゼレンスキー大統領は「ロシアの無人機の迎撃に支障が出た」と明かしました。
ベルギーを訪問中のゼレンスキー大統領は16日、ウクライナへの支援を呼び掛けるためEU(ヨーロッパ連合)の首脳らと会談しました。
その後の会見で、ウクライナ軍の作戦に支障が出ている「スターリンク」の通信制限について、「通信の遮断ではなく速度制限をかけられ、ロシアの無人機の迎撃ができなくなった」と述べました。
民間人を攻撃するロシアの無人機が時速400キロ以上で飛来するのに対し、スターリンクを搭載したウクライナの高速ドローンには時速70キロ程度にまで速度制限がかけられ、一定数の無人機が迎撃できなくなったということです。
また、最前線にいる兵士への食料補給などにも支障が出たと明かし、「大切な『人』を守るツールが使えなくなり、非常に痛ましく容認しがたい」と語りました。
スターリンクの通信制限を巡っては、イギリスのストリーティング国防相が15日、すでに復旧したことを明らかにしています。