香川県小豆島町の寒霞渓でロープウェイの事故を想定した救助訓練が行われました。
訓練は、ロープウェイが地上7mの地点で急停止し乗客が負傷したという想定です。 寒霞渓ロープウェイを運行する小豆島総合開発の従業員や警察、消防関係ら約30人が参加し救助方法や連絡体制を確認しました。
事故発生の直後、従業員がロープを使ってゴンドラに乗り込み乗客を1人ずつ救出します。そして119番通報により駆けつけた救急隊員が負傷者を病院に搬送しました。
(小豆島東消防署/木下昌樹消防長) 「寒霞渓ロープウェイ開業以来55年無事故ということで大変喜ばしいことですが、いつ何があるか分りませんので日ごろの訓練よろしくお願いします」
訓練は毎年、春と秋の観光シーズンに合わせて実施しています。今年の大型連休中も例年並みの約3万人の人出を予想していて、本番さながらの訓練で万が一に備えていました。