うどんの消費量全国一、うどん店の数がコンビニより多いことでも知られる香川県で、カップうどんとそばを食べ比べて人気投票するイベントが行われました。
東洋水産が「赤いきつね」発売40周年を記念して、去年10月から行っている食べ比べキャンペーンです。 高松市の商店街の特設ブースでは、「赤いきつねうどん」と「緑のたぬき天そば」のミニサイズを無料で配布。両方をその場で食べ比べます。
WEB投票を含め、今のところ「赤いきつね」がややリード。全国7カ所で行われた食べ比べイベントでは、東京や名古屋で「赤」が優勢な一方、大阪や福岡で「緑のたぬき」が上回るなど結果が分かれています。 そこで、讃岐うどんの本場・香川が「最終決戦」の地に選ばれたのです。
(東洋水産 四国営業所/吉川亮さん) 「ちょっと予想がつかないんですけど、舌が肥えた香川県民に赤いきつねうどんっていうのが受け入れられているかどうか気になりますね。そばのほうが勝ったらそれはそれで、香川県にもそば好きの人がたくさんいるんだなというのが分かるので、非常に面白いなと思ってます」
(岡﨑夢リポート) 「食べ終わった皆さん、おいしいと思った方にシールを貼っていってるんですが、今のところ、互角の闘いです」
(「赤」に投票した人はー) 「私はおうどんのほうが好きです。おつゆがおいしいです。(Qいつもうどんのほうが多い?)そうですね、うどんばっかり」 「だしが、かつおだしですかね?好みの味だったので。結構迷います、乗ってるおあげと、たぬきのほうの天ぷらが好きなので」
(「緑」に投票した人はー) 「ふだんは(赤い)きつねばっかり食べてます。(Q.緑のたぬきを食べてみて?)おいしかったです。この天ぷらがおいしかったです」 「そばはあんまり食ってないからね、その点いくと、そばのほうがちょっと新鮮かなと」
約2時間半で、あわせて209人が食べ比べを行いました。より多くの票を集めたのは?
(東洋水産 四国営業所/吉川亮さん) 「僅差ですが、緑のたぬきの勝利です。」
「赤いきつね」100票に対し、「緑のたぬき」109票。9票差で、そばに軍配が上がりました。
「うどん県」に改名する広報展開でも注目を集めた香川県の浜田知事に結果を報告すると…
(香川県/浜田恵造知事) 「これはほとんど同数に近い…。そばは香川県では珍しいと思いますから、そちらを選ぶというのはあり得るんじゃないか。そば屋さんというのは街中にほとんどないですから、食べてみたことがないという。逆にうどんはいっぱいありますから、みんなそれぞれ一家言持ってますから」
「赤いきつね」と「緑のたぬき」の食べ比べ投票キャンペーンは、1月31日までWEBで投票を受け付けています。 最終結果で勝った色が、負けた方の具材を取り込み、「赤い“たぬき“うどん」または、「緑の“きつね“そば」を5月に発売予定です。