岡山県新見市の神社で、濁り酒「どぶろく」の仕込みが行われました。
新見市の船川八幡宮で400年以上前から行われている伝統行事です。神社での酒の醸造は全国でも珍しく、新見市の重要無形民俗文化財に指定されています。
地元でとれた「キヌムスメ」の新米を2時間ほどかけて蒸したあと、こうじや氷などと一緒に大きなたるに入れていきます。
昔ながらの白衣に烏帽子姿の禰宜や氏子らが竹でできたカイを使って、リズムよくかき混ぜます。
(禰宜/木山知香さん) 「氏子の皆さんに喜んでいただけるような、どぶろくを造っていきたいと思っております」
今回仕込んだどぶろく約280リットルは、10月15日の秋祭りで奉納されその後、参拝客に振る舞われます。