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目前に迫った消費増税 店舗側での「駆け込み需要」の影響は 岡山

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 さまざまな角度からお伝えしている消費増税。3回目のテーマは「駆け込み需要」についてです。増税まで1週間を切った今、日用品などの買い置きが始まっています。店側もいろいろな工夫をしていますが、実際にどのくらいの需要があるのでしょうか。

(記者) 「こちらには消費税が10パーセントになるものばかりを集めた特設コーナーを設けています。特に日用品では、普段取り扱っていない大容量の洗剤などが並んでいます」

 岡山市北区のイオンスタイル岡山では、8月中旬から売り場を展開しています。

(イオンスタイル岡山/荻野陽子さん) 「食料品が今回は軽減税率ということで変わらないということもあるので、そこまでお客様に危機感はないのかなというふうには思うんですけれども、それでもやっぱり、毎日使っている消耗品はちょっと危機感というか大容量があれば大きいものを買っていかれるという傾向があります」

 岡山情報文化研究所が県内の消費者503人にアンケートをとりました。その結果、「シャンプー・洗剤などの日用品を買い置きする」と答えた人が36パーセントと多く見られます。

 このため大容量の洗剤など普段置いていない商品が消費者に人気です。イオンスタイル岡山ではこの展開で日用品の売り上げが140パーセントになりました。

(消費者はー) 「10パーセントに上がっちゃうのはちょっと大変かなと思って、先に買える物は買っとこうかなと思って買いにきました」

 一方でこんな声も。

(消費者はー) 「結局増税になってもいろんなセールしたり、安くなったりするって言ってるじゃないですか、どうなんですかね」 「置き場所がない。家の中がくちゃくちゃになるから」

 では、比較的値段の高い商品の需要はどう変わっているのでしょうか。


(ベスト電器 岡山本店/渡部晋也 副店長) 「9月になってから一気に増えたというような形で、ほんとに駆け込みかなというところの感触はあります」

 ベスト電器では、売り上げが前の年に比べて冷蔵庫で2倍、ドラム式洗濯機で1.5倍になったということです。しかし、自動車や住宅・不動産などは比較的少ない状態。家電製品の駆け込み需要が多い理由は2つあるそうです。

(岡山情報文化研究所/神田將志さん) 「家電製品は、家とか自動車のように平準化策がうたれていないっていうのが大きくあります。エコポイントの時に購入した方の商品のライフサイクルの買い替え時期がちょうどきているのもあって、今買っておこうという人がいらっしゃると思われます」

 一方、駆け込み需要による需要の先取りによってこの先の消費の落ち込みが懸念されます。

(岡山情報文化研究所/神田將志さん) 「その後の消費をいかにキープさせるか、下げ幅をいかに留めるかっていうのが非常に重要になってくる」

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