まもなく消費税の増税です。岡山市の大手スーパーでは、商品の値段の張り替えがすでに始まるなど増税へ向けた準備が着々と進んでいます。
(記者) 「消費税の増税が近づく中、すでにこのスーパーでは増税後の値札への張り替えが進んでいます」
山陽マルナカ下中野店では、お酒や日用品などの値札を消費税10パーセントの税込価格へ差し替える作業が、25日から始まっています。10月1日の開店までに店内の約4割の値札を差し替えます。作業を前もって始めたことには、前回の反省がありました。
(山陽マルナカ 下中野店/小川祐樹 副店長) 「8パーセントへの増税の際に、増税の前日の夕方からプライスカードの差し替えということになりまして、閉店を過ぎてもなかなか終わらなかったという経緯がありましたので」
山陽マルナカでは、全店舗で従業員の残業や深夜労働を減らすために早めの準備につながりました。店内にはお客が値段を間違えないように注意を呼びかける張り紙が張られています。
(お客さんはー) 「助かりますよね。こんだけになるんだって考えながら買えますからね」 「大変だろうね。結構バタバタするみたいでね。働き方改革がはやってきてるのかなぁ」
JR岡山駅では27日、平日の昼にもかかわらず、運賃が値上がりする前に定期券を買い求める人が見られました。
(定期券を買う人はー) 「10月3日までに買えばよかったんですけど、きょう買ったほうがいいかなと思って」 「(定期を)買おうと思ってました。思ってたけど、めっちゃ並んでたんで、もうやめようかなと思って」
JR西日本は窓口の混雑状況を予測したポスターを張るなどして、早めの購入を呼び掛けています。