岡山県でも重症者向けの病床がひっ迫しています。岡山県の伊原木知事は15日、倉敷市の病院を視察し県民に改めて感染対策を訴えました。
岡山県の伊原木隆太知事が訪れたのは、倉敷市の第二種感染症指定医療機関・倉敷中央病院です。
倉敷中央病院では2020年の夏以降、新型コロナ病床を新たに16床増やし、中等症、重症の患者を受け入れています。
岡山県の新型コロナウイルスの感染状況は13日までの1週間で、国が示す7つの指標のうち5つが国の警戒ステージで上から2番目に深刻なステージ3の目安を超えました。
療養者数などは、最も深刻なステージ4の指標に該当しています。
重症者用の病床使用数は1週間でほぼ倍増していて病床使用率も、ステージ4の目安である50パーセントに迫る、45.9パーセントに達しています。
(倉敷中央病院/山形専 院長)
「あと1、2割しか余裕がない、かといって断れない重症になった時には、できるだけ感染者を減らす、何とか皆さんで努力してほしい」
(岡山県/伊原木隆太 知事)
「救急で来られているんだけど検査をして実はコロナ患者だと、数日後の院内感染のきっかけになってもおかしくなかった緊張感のある中で日々頑張っている。われわれにとっての最後の砦にこれ以上負担をかけないように」