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緊急事態宣言が新たに兵庫県など7府県に…岡山県への影響は?人気のB級グルメ関係者らからは“不安の声”

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 首都圏に続き13日に新たに7府県に緊急事態宣言が出されました。兵庫県など関西も対象となったことで、隣の岡山県でも影響が出ています。

新たに7府県に緊急事態宣言

(記者リポート)
「JR岡山駅の新幹線のホームです。関東に緊急事態宣言が出たときよりも乗客は少し少なく感じます」

(西明石に向かう客)
「不安ですね。仕事しなくちゃならないんで仕方ない」

(千葉県に向かう客)
「いつもより厚めのマスクをつけて、アルコールも持って万全で対策して行きたい」

 JR西日本岡山支社では山陽新幹線の上り方面の関西だけでなく、下り方面の福岡県も緊急事態宣言の対象となったため利用はさらに減少すると見ています。

(JR西日本岡山支社/高原晃 広報室長)
「きょうのご利用は若干低くなっている。年末年始も利用が少なくて移動のマインドが低くなっていると感じている、これからもっと厳しい状況が続くと考えている」

旬を迎えたカキの産地・備前市では―

(記者リポート)
「兵庫県赤穂市の隣、備前市です。カキのおいしいシーズンですが、関係者から不安の声もあがっています」

 地元で水揚げされたカキなどが並ぶ五味の市。日生漁協によるとこの時期は関西などからカキを買いに来る客は多く、店頭での売り上げはさらに落ち込む可能性があると言います。

(カキ養殖業者)
「もう諦めてます、京阪神から来てくれなかったら、がらっと変わるので。でもここだけじゃないですから、むき身もあるし、自宅への宅配もあるので」

 備前市のB級グルメと言えばぷりっぷりのカキが入った「カキオコ」です。
 「カキオコ屋 暖里(ゆるり)」は関西からの客も多く訪れる人気店です。

 2020年11月ごろはGoToイートの利用客などでにぎわいましたが、年末からは2019年の半分ほどに落ち込んでいます。

(カキオコ屋 暖里 中村智浩店長)
「今回はカキオコシーズンでもあるのでコロナ対策を万全にして営業を継続していきたい。カキの生産者さんもそうだし、漁協とかカキに関連する仕事をされてる人みんなが売り上げ減になってきていると思うので、なんとか乗り切りたい、乗り切ってもらいたいと思います」

ミシュラン1つ星を獲得のイタリアンレストランでもー

 ミシュラン1つ星を獲得した備前市・頭島のイタリアンレストラン「頭島レストラン クチーナ テラダ」。
 昼と夜に1組ずつ限定で地元の食材を使った料理を提供していますが14日朝、予約のキャンセルが数件あったそうです。

(頭島レストラン クチーナ テラダ/寺田真紀夫 オーナーシェフ)
「心から、外で何も考えず食事を楽しめる世の中に戻ってほしいと思うが、今のこういった世の中でも我々に何ができるか常に考えたいと思っている」

 緊急事態宣言の拡大に対して岡山県の伊原木知事は13日、「近い将来、本県がこうした状況に陥る恐れも十分にあります。基本的な感染防止対策の徹底や長時間、大人数での飲食の自粛などを 改めてお願いいたします」とコメントしています。

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