高松港と小豆島の池田港を結ぶフェリーの増便を四国運輸局が認可しました。運航する両備グループは、同じ小豆島の草壁航路を2021年3月末で休止して、池田航路に集約する方針です。
認可されたのは、国際両備フェリーが申請していた高松ー池田間のフェリーの増便です。2021年4月1日から1日2往復増やして10往復にします。
小豆島のフェリー航路をめぐっては、同じ小豆島町にある草壁港と高松港の間を1日5往復運航している内海フェリーが2020年8月、両備グループに経営を譲渡。
両備グループは赤字の脱却が見込めないとして、2021年3月末で草壁航路を廃止する方針を2020年9月に発表しています。
草壁港と池田港の間は約8キロ離れています。
小豆島町では「住民や観光客の利便性が悪くなる」などとして草壁航路の存続を求める声もあがっています。
一方、両備グループはKSBの取材に対し、「池田航路への集約の方針は変わらない」としています。