節分といえば「2月3日」というイメージがありますが、2021年は124年ぶりに「2月2日」が節分です。
さらにコロナ禍で迎える異例の節分には、恵方巻にも世相を反映したものが見られます。
コロナ禍で迎える“異例の節分”…恵方巻にも世相を反映
ツヤツヤのご飯の上に大きな具材を乗せて…くるっとひと巻き!8種類の具材がぜいたくに入った恵方巻の完成です!
(岡山プラザホテル/竹本佳奈さん)
「宴会やイベントがなくなって巣ごもり需要が増えている中で自宅でおいしく恵方巻を食べていただきたいと思い作りました」
岡山市中区の「岡山プラザホテル」。
新型コロナウイルスの影響で売り上げは例年と比べて7割減っていますが、これを乗り越えようと「初めて」恵方巻を販売します。
当初は500本の販売予定でしたが、はるかに上回る予約が入っているそうです。予約限定販売で、29日の午後8時まで受け付けています。
(岡山プラザホテル/竹本佳奈さん)
「いろんな試行錯誤がありながら、お客様の気持ちを考えて作るのが楽しかったです。いい思い出を作っていただけたらなと思います」
「ずっしりとした厚焼き玉子」で養鶏業者を支援!
この存在感!ずっしりとした厚焼き玉子。香川県などによる実行委員会では毎年、地元食材を使った恵方巻を開発し、県の食材PRを行っています。
2021年は鳥インフルエンザの発生で大きなダメージを受けた養鶏業者を支援しようと、卵や鶏肉を使った恵方巻が完成しました。
(香川県調理師会/北村隆明 専務理事)
「今回の鳥インフルエンザの関連のニュースがどんどん流れてきたので、一部支援になればいいかな」
恵方巻は、香川県内の飲食店などで2月1日まで予約を受け付けています。
あの妖怪も「鬼」に変身!?
さらに岡山市北区の和菓子店、「清風庵」では、2020年にスポットライトを浴びた「アマビエ」が節分に合わせて、かわいく衣替えしました。
なんと「赤鬼」に大変身!きちんと鬼のパンツもはいています。つぶらな瞳にだれもがトキメキます。
(清風庵/清水努 専務)
「『鬼は外、福は内』とかいうのはありますけど、コロナは外に行ってもらうのに鬼ってちょうどいいなと思って」
白あんには疫病退散の願いを込め、神社で祈祷した塩が使われています。
アマビエの和菓子(鬼の姿)は、2月2日まで販売されています。
(清風庵/清水努 専務)
「多分、来年の節分にはこのアマビエはないと思いますので、明るい話題の1つになったらなって思います」