岡山県で去年1年間で発生した特殊詐欺の被害が、前の年の2.4倍に増えたことがわかりました。
岡山県警によりますと、去年、岡山県で確認された特殊詐欺の被害は102件でした。
被害額は約5億2010万円で、前の年の2.4倍になりました。
認知件数の6割ほどがキャッシュカードをだまし取り現金を引き出す手口で、被害者の9割以上が65歳以上の高齢者です。
岡山県警では「犯人からの電話に出ないために、家にいる間も固定電話を留守番に切り替えておくこと」などを呼び掛けています。
一方、刑法犯の認知件数は前の年より1600件以上減っています。
新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛で、住宅に侵入しての窃盗が大幅に減ったことなどが理由の1つとみられています。