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選択的夫婦別姓制度の議論活性化を 市民団体の陳情を採択 高松市議会・総務委員会

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 夫婦が望めばそれぞれ結婚前の姓を名乗ることを認める「選択的夫婦別姓制度」。
 この導入に向けた議論の活性化を求める意見書を国会に提出してほしいという市民団体の陳情を高松市議会の委員会が採択しました。

 陳情は、選択的夫婦別姓制度を願う高松市民の会、通称「ぼそぼその会」のメンバー6人が行ったものです。

(記者リポート)
「望まない改姓による不便さや胸の内をぼそぼそと語るところから始まった『ぼそぼその会』。1年にわたる活動の末、その声が市議会に届けられます」

 陳情を審議する高松市議会の総務委員会では「ぼそぼその会」の山下紀子代表が意見を述べる場が設けられ、メンバーが直面した困り事や思いを伝えました。

(ぼそぼその会/山下紀子 代表)
「職場で旧姓使用が認められずつらい思いをした人、仕事関係者に知られたくなかった結婚、離婚、再婚を改姓によって知らされてしまったという人、家の事情で名字を変えられなかったため夫に改姓をさせてしまったという人、(夫と自分の姓を)どちらが変えるかの話し合いがなかったこと自体がつらかったという人。旧姓使用者が自分の名前(氏名)で働いたために生じた税金を自分の名前で納めることができず、体調不良のときに自分の名前で診察室に入ることもできません。これは人としての権利が侵害されていると言えないでしょうか」

 「ぼそぼその会」は約1年かけて議員それぞれと面会を重ねてきたこともあり、委員会は全会一致で陳情を採択しました。

 21日の12月市議会最終日、国会に議論の活性化を求める意見書案の採決が行われます。

(ぼそぼその会/山下紀子 代表)
「全会一致で採択されたということで安心してうれしく思ってます。(市議たちに)1年間伝えてきた甲斐があったなと思いました。ぼそぼその声、すごい小さい声ですけど、ちょっと人数を集めて、声が集まれば多少届くのかなというふうに思いました」

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