後継者がいないために廃業する医療機関を減らそうと、香川県医師会と百十四銀行が「医業承継に関する連携協定」を締結しました。
27日の締結式では、香川県医師会の久米川啓会長と百十四銀行の綾田裕次郎頭取が協定書に署名しました。
香川県の約650の医療クリニックでは半数以上で医師の年齢が65歳を超えていて、医師の高齢化と後継者不足が危惧されています。
百十四銀行は地域の課題を解決するためのコンサルタントビジネスにも力を入れていて、この協定によって後継者不在のクリニックと開業資金に悩む若い医師をマッチングすることで、地域医療体制を維持したいとしています。
百十四銀行によると、医師会と金融機関の医業承継に関する連携協定は西日本では初めてだということです。